スクラムとペナルティ

今日のサンウルブズの試合が負け試合の象徴のような試合であった。28-20でブルーズの勝利

早稲田がシーズンが始まり負けるとしたらこのパターンである。スクラムを押される。苦しくなってスクラム時にペナルティ。スクラム劣性で流れが悪くなりフィールド内でもペナルティ、そして、キックでゴール前に入られ、モールや5メートルでフォワードゴリゴリやられてペナルティを連発。流れにのれないまま、疲弊しズルズルと行くパターンである。こうなるともう目もあてられない。

今日のサンウルブズは重戦車ブルーズを前にスクラムで押しに押され、苦しくなって反則を繰り返す。

ゴール前で、悪質な反則→シンビン2回。
シンビンで一人少ない時間帯が20分もあれば厳しい。セットピースからシンビンで一人足りない状況で外があく。そんなこともあり、オールブラックスのエースリコーイオアネに4トライ献上。

解説の永友さんは、試合中、ずっとゴール前でアドバンテージを相手に与えないと繰り返し繰り返し言っていた。
そして、不用意な反則をしない。
ペナルティは非常にもったいないと。

今日もスクラムでの反則、フィールドプレー含め数えきれないくらいあった。スクラムに差があるとどのエリアでも反則をしてしまう可能性がある。

やはり、スクラムは最低でも互角の状況を作りたい。

そして、ラグビーの反則はサッカーのそれとは訳が違う。反則したチームに対するペナルティの度合いが大きすぎる。
それゆえ規律が大切となってくる。

試合内容に点差以上のものがあったと感じたが、終わってみれば8点差というのは、サンウルブズの力があることも証明している。悔しさが残るペナルティの多さであった。

そして、永友さんの解説は非常に上手い
口調がやわらかく、ライン際の攻防やゴール前5メートルの攻防がラグビーの魅力などはじめての人にも分かりやすく、

シンビン時にフォワードが退場していると、スクラム時に交代で選手を入れないといけないなど、どのレベルのファンにも勉強になる解説があり、

モールアンプレイアブルで通常は相手ボールであるが、ハイパントキック獲得後のモールアンプレイアブルは相手ボールにならない、松田君のターンオーバー時のランの選択について、松田君のような周りのよく見える選手がキックを選択しなかったのは、相手のカバーリングが良かった可能性があるなど画面に映らない部分の想定も話してくれ、ラグビーを見慣れている人も非常に勉強になった。