変身

今年のチームは少し違う。

夏の帝京戦やここまでの対抗戦を見ていると誰もが感じられるのではないだろうか。

昨年までは、がんじがらめのトップダウンの任務を遂行するサラリーマン。
今年は、自ら動き集まるサロンのメンバー。
そんな違いであろうか。

https://logmi.jp/business/articles/237628

⬆引用記事
分かりずらい例えになってしまうかもしれないが、こんな感じなのではないかなと感じる。

去年までのチームは首脳陣からプランを与えられていて、それをしっかり遂行する。
これはこれで素晴らしいことだと思うし、エディージョーンズの日本代表だってこれに近かった。その形でも南アフリカ撃破で世界を驚かすことが出来ているので、1つのやり方であると思う。
特に日本人は勤勉であり、与えられた課題をこなすことを小さい頃から叩き込まれているので、物凄くこの能力に長けている。
ハードワーカーとなって仕事ができる。

ただ、ここには限界があるとも感じる。
型があるということは、対策がたてやすい。また、型にはまらなかった時、型しかすがるものがないチームは、柔軟性がなく脆く崩れやすい。
こういったあたりも去年のチームにあらわれた。

一方で今年のチームは、自由である。これまでの帝京のように変幻自在でもある。
決めごともあるのだろうが、きっと選手たちがあぁでもない、こうでもないと自発的に決めていったものであると思う。
こういった決めごとの方が与えられたものと比べて格段に守られる。
苦しいとき、諦めそうなとき、自分たちで決めたことだからこそ守り抜くことができる。そんな場面が大学選手権準決勝、決勝の大事な場面で出るような気がしている。
そして、今年のチームは何よりラグビーにはまっている。
齋藤君、岸岡君、桑山弟君あたりを中心にクリエイティブなプレーが出ることが多く攻撃のオプションが非常に多く、見ていてワクワクする。

昨年の記事で、まだ攻撃のオプションが教えられていないから、手詰まりになってしまうという記事を書いた。
ただ、違っていたのだと思う。選手たちは間違いなくハードワークしていたし、いろんな攻撃を試みていたが、なぜか攻撃がディフェンスのあみにかかりどうしても単調に見えた。

首脳陣から教えられることには、限界がある。
選手たちが明治や帝京と身体をぶつけてみて、身にしみて感じるところからこそ発想がうまれ、それをプレーに落としこんでいくことでチームも進化する。

今年の早稲田は受動のスタイルから能動のスタイルへと変身している。
記事にある言葉を借りるなら、ハードワーカーからハードゲーマーに変わりつつある。
齋藤君あたりは朝から晩までラグビーのことを考えているであろう。

これから、帝京、慶應、明治、選手権と続いていくが、ハードゲーマーの強さを証明してもらいたい。

勤勉なサラリーマンハードワーカーとやりたいことに飛びついてなりふり構わず物事に没頭するハードゲーマー。

後者の方が何かを生み出し、手をつけられない可能性を秘めていると信じたい。