観客数 5万7345人
2020年1月11日
大学選手権決勝
早稲田大学対明治大学
改めて5万7345人という数字に驚きをおぼえる。
大学スポーツでこれだけの人を集められることは奇跡である。
そのスポーツがサッカーでもなく、野球の早慶戦でもなくラグビーなのだ。
比較出来ないが箱根駅伝の2日で100万人とあわせて奇跡である。
この5万7345人に関しては、決してにわかファンのおかげだけではないと考える。
まずは、大学ラグビーというところに着目しているのは、ラグビーのオールドファンによる比率が確実に高い。
W杯で活躍したリーチや田村、姫野、田中福岡などは出ない。彼ら見たさに集まって来ているわけではないのである。
そして、早稲田、明治という伝統ある大学力。両大学の熱心なOBであったり、自らの大学を、同じキャンパスを歩く友人を応援しようとする大学愛と友情。
この大学愛は、この2大学と慶応は他の大学をはるかに凌ぐ。
さらに、選手個々人のルーツとつながり。
高校、中学、ラグビースクールと各大学の選手のルーツを遡ったとき、恩師やチームメイト、関わってきた人に感謝していてお互いの繋がりも深い。
お互いよい選手やよいプレーを讃えあって各選手コミュニケーションをよくとっている。
この5万7345人は、ラグビーW杯で得た人気とはまた違った、ラグビーの真の底力を見せつけた数字である。
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