決勝のキーマンとして伊藤君をあげたい。攻守に渡り非常に重要となってくる。平井君の怪我もあり、選手権からスタメンに名を連ねている。
アタックに関してはここ２試合非凡なセンスでトライを奪い、周りをいかして決定機をうみだすなどの活躍をしてきている。
実は同じような立場で明治の廣瀬君も１年生で明治の１２番をはることになった。ちょうど森君がスタンドオフにスライドしたタイミングである。
廣瀬君もいくらかチグハグだった明治のバックスを森君とともに統制する役割を担い、早明戦での完勝へと導いた。
ただ準決勝が終了したあと、彼は悔し涙を流していた。
対面のフィフィタ君に実力の差を見せつけられた形になった。
そして、決勝フィフィタ君の対面で出場となる可能性が高い伊藤君。廣瀬君の二の舞にならないように、まずはディフェンスで粘り強く対応してほしい。
そして、自慢のアタックセンスで天理のディフェンスに風穴を空けてもらいたい。
伊藤君の活躍に期待したい。
彼はもっている男である。